前回はチョコレートの効果的な食べ方について紹介しましたが、今回は趣向を変えてチョコレートが印象的に使われている映画についてお話しします。
【チョコレートが印象的な映画】
全世界にファンがいるチョコレートですから、小説や映画の中でも印象的に使われることが多くあります。
「チャーリーとチョコレート工場」
題名通りチョコレート工場を舞台とした映画で、さまざまな場面でおいしそうなチョコレートやお菓子が登場します。内容はチョコレートと同じで甘いばかりではなく、ビターな部分も。ジョニー・デップ演じるチョコレート工場の工場長ウォンカが、自社のチョコレートにそれまで完全非公開であった工場を見学できる金色のチケットを5枚だけ入れて販売します。そのチケットを手に入れた幸運の持ち主である5人の子供と保護者が工場見学をしながらさまざまな経験をするという内容なのですが、わがままを言う子や大人のいうことを聞けない子には想像もできないようなハプニングが起こって脱落していくのです。家族の大切さと年長者を敬う心の必要性などが奇想天外で笑いをさそう演出の中に隠されている、甘いのにほんのり苦いチョコレートのような映画です。
映画公開の年からはお菓子メーカーのネスレが、映画と同じパッケージでチョコレートを販売しているので、映画の中に出てくるチョコレートの味を実際に楽しむことができます。
「ショコラ」
こちらはフランスが舞台の映画で、カカオの原産地である南米に古くから受け継がれてきたチョコレートの効能を広めようと世界を旅する親子と、チョコレートに縁がなかった村人たちとの交流の物語です。こちらの映画でも随所にトリュフやプラリネなど、一口食べたらとろけてしまいそうなチョコレートが登場します。このチョコレートの美味しさと主人公の人柄は村人たちを引きつけていきます。恋愛や人生の悲哀など、アルコールが入ったチョコレート・ボンボンをイメージするような大人の映画です。
「ハリーポッターと賢者の石」
世界中でベストセラーとなった児童文学が題材になった映画。こちらの作品では全編でチョコレートが登場するわけではありません。しかし主人公のハリーがはじめて魔法学校へ向かう列車の中で出会う魔法界のお菓子の中でも一番印象的と言ってもよいのが、蛙チョコレートです。本物の蛙さながらパッケージから飛び出す姿やおまけの「有名魔女・魔法使いカード」など、ワクワクさせる仕掛けがいっぱい。こちらの蛙チョコレートも他の魔法界のお菓子とともに商品化されていますので、機会があったらぜひご賞味ください。
それでは、チョコレートが印象的な映画についてはここまでにしておいて、次回はチョコレート好きな有名人についてお話ししていきます。
出典:http://www.photo-ac.com/ 写真ACさん