在宅生活で介護グッズを生かす
介護グッズの必要性
H27年4月の介護保険改定において高齢者支援の中で在宅生活をさらに強化していこうとする内容が示されています。しかし、要介護者が在宅生活を送ることは想像以上に過酷で常に危険を伴っているものです。通所、訪問サービスで心身の維持・向上も重要ではありますが環境整備も安全に生活を送るために非常に重要です。環境の整備に必要な物が介護グッズです。
介護グッズを利用する方法
介護グッズを利用する方法はさまざまあります。ホームセンターや介護用品の販売店、通信販売などで購入できます。メリットとしては最初に購入すると維持費がいらず通信販売などは特に安く買うことができます。デメリットとしては故障やメンテナンスの際には修理費や再度購入しないといけないなどで費用が必要になってくることがあります。
別の方法としてはレンタルという方法もあります。要支援、要介護など介護認定を受けていればレンタルで介護グッズが利用できます。メリットとしては定期点検があり、故障や劣化などの保障があるため別の費用がかからないことです。デメリットとしては毎月のレンタル料があるため常に費用を払っていく必要があります。
介護グッズによってどちらの方が良いか家族やケアマネージャーなどに相談し上手く利用していきましょう。
※注意点 レンタルの場合要介護度によって利用できる物、出来ない物があります。
個々の状態に合った介護グッズを使う
在宅生活の中で需要の多いグッズは手すりです。高齢になると足腰の筋力低下が目立ち、歩行が不安定になりやすい。そのため自宅での転倒事故が起きやすいため、まずは手すりの設置というケースが多くなっています。
他には歩行時の補助として杖や歩行器などがよく利用されています。杖、歩行器も高齢で歩行が不安定になった人が主に使用します。外出を控え閉じこもりになる人が外に出るきっかけになったり、歩行を安定させて転倒予防や足の負担を軽減させるために使用するものです。
このように個々の現状に合わせた介護グッズを選ぶ必要があります。合わない物を使用すると逆に使いにくくリスクが増す危険性もあります。本人の意思を尊重しながらプロの意見を聞き、在宅生活を安全で過ごしていけるよう活用していきましょう。
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