介護

終活ブームで子供から親へのプレゼントにも!「エンディングノート」

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「婚活」(結婚するために必要な活動をおこなう)という言葉がマスコミ等でよく聞かれるようになりましたが、「終活」という言葉もじわじわと浸透しています。終活とは、自分の人生の締めくくりとして葬儀の仕方やお墓の手配、身の回りの整理などをおこなうことです。終活で使う道具として、葬儀などの死後のことを書き留めておくエンディングノートがあります。遺言書のような公的効力はありませんが、手続きが不要で気軽に自分の死後について家族にメッセージを残すことができます。2011年に公開された映画「」によって世間一般に広まり、その年のユーキャンの流行語大賞にもノミネートされました。以来、書店にもエンディングノートが置かれていて、こどもから親へのプレゼントにする人もいるほど人気の品になっています。

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  • どれくらいの人が書いている?

 

ライフメディアのリサーチバンクが全国の60歳以上の男女2000人を対象とした終活・エンディングノートに関するアンケートをおこないました。それによると、エンディングノートを書いている、あるいは書いてみたいと思っている人は、全体の約半数にのぼりました。エンディングノートへの関心の高さがうかがえます。

 

  • エンディングノートを作るには

エンディングノートは書店で購入することができますが、インターネットにもたくさんのエンディングノートのフリーソフトがあります。パソコンを使える環境にある人は、こちらを利用すると無料で簡単に作ることができます。

 

  • エンディングノートに書く内容

 

また、上記のアンケートによると、書いてみたい内容の上位は、男性が「家族への感謝の言葉」「所有財産や負債に関すること」、女性が「自身の葬儀や墓のこと」「終末期医療のこと」という結果になりました。

そのほか、自分史や介護が必要になったときの希望、親しい友人の名前や普段服用している薬のことなどを記しておくと、日常生活を送るうえでの備忘録としても役立ちますね。

遺言書よりも気軽に書けるエンディングノートですが、これまでの人生を振り返ったり、必要な連絡先を調べて記入したりといった作業は、時間がかかるものです。少しずつ思いついたときに書き留めると負担にならずにおすすめです。

 

  • エンディングノートを書いた後

エンディングノートを書いた後は、必ず家族にその所在を話しておきましょう。せっかく書いたエンディングノートが家族にはどこにあるかわからない、あるいは存在そのものを知らないなんてことがないようにしましょう。また、内容は時々見返して、気持ちや状況が変わっていたら、書き直すことも大切です。

 

自分の人生をより良く終わらせ、残された家族も安心できる、エンディングノート。

あなたもぜひエンディングノートを書いてみませんか。

 

映画「エンディングノート」公式HP:http://www.bitters.co.jp/endingnote/index.html

 

ライフメディアのリサーチバンクによるアンケート:

http://research.lifemedia.jp/2015/02/150218_endingnote.html

 

エンディングノートフリーソフト:http://www.mimura-inc.co.jp/ending.htm

http://wadachi.romgra.com/dl_page/dl_sakuraA.html

 

画像出典:http://www.photo-ac.com/写真ACさん

 

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