一言で有料老人ホームといっても種類はいくつもあります。
最近の調査では高齢になった時には施設入所を検討したいと考える人が半数近くを占めているものもあるなど、施設ニーズは増加してきていると考えられます。
しかし、何となく有料老人ホームに入居するというのはあまり得策ではありません。
いろいろな種類の有料老人ホームの中から自分の状況やニーズに合ったものを選ぶようにしましょう。
どんな種類があるの?
有料老人ホームには、入所の対象者を介護状態で分け「介護付き有料老人ホーム」「住宅型有料老人ホーム」「健康型有料老人ホーム」と呼んでいます。
介護付き有料老人ホームは、介護保険制度における「特定施設入居者生活介護」と言う介護保険サービスの指定を受けた施設を言い、特別養護老人ホームと同じように入居者に対して一定数の介護職員及び看護師、生活相談員、栄養士などが配置されています。
そのため、24時間の介護サービスを受けることができます。
住宅型有料老人ホームと健康型有料老人ホームはいずれも介護職員など常駐の介護職員はおらず、随時介護サービスの提供を受けることはできません。
ただし、健康型有料老人ホームは要介護状態では退所しなければならないのが一般的ですが、住宅型有料梁塵ホームは要介護状態でも併設の介護サービスや周辺の介護サービスを利用することができます。
選び方は?
介護付き有料老人ホームの選び方は、利用料、職員、付属サービスなどを参考にすると良いでしょう。
特に利用料は介護サービスである「特定施設入居者生活介護」の1割負担だけではなく、賃料、消耗品、食費、水道光熱費などがあり、施設によって料金に大きな差があります。
経済的に余裕がある場合は居住スペースが充実していることに加えて共用スペースが充実しているところを探すのも良いでしょう。
ただし、基本的な介護サービスには大きな差がありませんので、介護サービスの部分を大事にするのであれば施設職員の雰囲気などで決めるのも良いです。
住宅型・健康型有料老人ホーム
住宅型や健康型の有料老人ホームのデメリットは要介護状態、あるいは重度の要介護状態になった場合に退所しなければならない点です。
どういった状態になると退所しなければならないのかを事前に確認しておくことが重要です。
また、住宅型有料老人ホームの場合は併設の介護サービスが充実していると、比較的スムーズに介護サービスが利用できるので、そういった施設を探すのも良いでしょう。
一方の健康型有料老人ホームの場合は、温泉がついていたり、フィットネス設備が充実していたりしますので、付随サービスを参考にしてみるとニーズに合ったものが見つかりやすいでしょう。
外国人労働者雇用~社会保険、労働保険の仕組み~のことならお気軽にご相談下さい。