皆さんの中には食後に「胸焼け」「げっぷが出やすい」または「胸が張ってつかえているような感覚」「胃から何かこみ上げてくる」と言った事が起きた経験はありますか?
「昨日は食べ過ぎたからかな…」「あんなに飲んだから胃が疲れてるのかな…」
等々原因はあると思いますが、中には「逆流性胃腸炎」の可能性もあります。
では逆流性胃腸炎とはどんな症状か?
本日、詳しい症状と原因について解説していきます。
■1:逆流性胃腸炎はどんな症状?
逆流性胃腸炎は、読んで字のごとく胃腸に含まれる「胃液」が本来行くはずの無い「食道」へ逆流する症状です。
胃腸であれば、もともと粘膜が厚い構造をしていますので胃液のように強い酸性の液体でも問題なく扱えます。
一方、食道は胃腸のように厚い粘膜に覆われていません。
先ほどのように「食べ過ぎ」「飲み過ぎ」で一時的に食道に来るのであれば問題ありませんが、ほぼ慢性的に食道へ来るといけません。
何度も食道へ胃液が来ますと食道の粘膜が耐えられなくなり、炎症や潰瘍と言った状態に発展します。
すると初めの内に紹介した「胸焼け」や「げっぷが出やすい」等の症状が出てくるのです。
■2:逆流性胃腸炎が発生する原因は?
そもそも、胃腸にある胃液がそう簡単に食道へは逆流しません。
ですが、食道と胃腸を結ぶちょうど中間点にある「下部食道括約筋」と呼ばれる筋肉が緩むと逆流性胃腸炎が発生します。
この筋肉は通常、胃腸から逆流しようとする胃液や食物を防ぐ役割を持っています。
一方、下部食道括約筋が緩み始めると胃腸の逆流を止められず、食道へ胃液や食物が行きたい放題になるのです。
特にこの筋肉が緩む原因になっているのが「メタボリック体系」です。
メタボリック体系の人の殆どが「肥満体系」であり、脂肪はあるのに筋肉量が少ない傾向にあります。そのため下部食道括約筋が機能せずに逆流性胃腸炎に発展するのです。
■3:逆流性胃腸炎を防ぐには?
逆流性胃腸炎を防ぐにはまず「肥満体系」を克服することです。
重複となりますが、肥満によって下部食道括約筋が緩んで発生していますので防ぐ鍵は痩せる事です。
その他の予防としては「刺激物を控える」「食べ過ぎ・飲み過ぎを止める」「ストレスや疲労を溜めない」事が挙げられます。
以上が逆流性胃腸炎の症状から予防方法となります。
題名にもありますが、この症状はメタボな男性に非常に多く放置しますと食道に穴が開いてしまいます!
そうならないためにも、まずは少しでも体を引き締めて下部食道括約筋の筋力を高めるところから始めてみましょう。
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