特定の食べ物だけを食べるダイエットは、今も昔も必ずブームが起こりますよね。
「単品の食べ物ダイエットが好き」というのが日本人のDNAに組み込まれているようです。流行時はみんな飛びついてスーパーで品切れが続くけれど、いつのまにか忘れられていく食べ物ダイエット。なつかしの食べ物ダイエットを振り返ると、今年の夏、トライしてみたくなるかも!?
■1980年代
- りんごダイエット
食べ物ダイエットブームの先駆け。3日間、りんごと水だけで過ごすというものです。りんご1個のカロリーは約150kcalしかなく、お腹いっぱい食べても1日の摂取カロリーを抑えることができます。食物繊維やカリウムも豊富で便秘解消などの美容効果があることも女性に歓迎されました。しかし、3日間毎食りんごだけというのは体に良くないし、飽きてしまいます。りんごダイエットをおこなうなら、3日間のうち朝食だけをりんごにする方法がおすすめです。
- こんにゃくダイエット
こんにゃくは低カロリーで食物繊維が豊富なうえ、主成分の「グルコマンナン」がお腹のなかでふくらんで満腹感をもたらしてくれる優秀食品。こんにゃくだけを食べるダイエットは、りんごダイエットと同じく飽きてしまいますが、便通が良くなるので、便秘の時だけトライしたり、間食をこんにゃくに変えたりという方法がおすすめです。
■1990年代
- ゆでたまごダイエット
3食全部をゆでたまごにするダイエット法です。たまごは高タンパクで1個あたり約90kcalと低カロリーなため、1日10個までなら食べてもOKとされていました。しかし、一部のミネラルなどが不足し、また、高コレステロールのため1日10個も食べるのは体に良くありません。間食をゆでたまごに変える、1日2~3個までにするやり方ならトライしても良いでしょう。
■2000年代
- 黒酢ダイエット
黒酢は長い時間をかけて熟成されているためアミノ酸やビタミン・ミネラル類が豊富に含まれ、健康や美容に良いとされています。しかし流行時は、黒酢をそのまま飲む方法だったので、酸っぱくて挫折する人が続出しました。料理に使ったり、はちみつで割って飲んだり(はちみつの糖分があるので飲みすぎに注意)という方法がおすすめです。また、黒酢と一緒に有酸素運動をすることで脂肪燃焼効果が期待できます。
■2015年
- ヨーグルトダイエット
乳酸菌が多く含まれ、腸内環境を整えてくれるヨーグルト。腸は22時~2時の間、最も活発に働くので、夕食後にヨーグルトを食べるのがおすすめ。無糖タイプを選んで、甘味が欲しいときは、はちみつをプラスしましょう。
特定の食品のみを食べるダイエットは飽きてしまったり、長期間続けると体に必要な栄養素が不足したりというデメリットがありますが、短期間だけ取り入れる、1食だけ置き換えるということに気をつけると効果的に減量できます。
薄着になる季節の夏、正しいやり方の食べ物ダイエットでシェイプアップしましょう!
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