メディアなどでもとりあげられ、有名人も多数実践している糖質制限ダイエット。
なぜ糖質を抑えると痩せるのでしょうか?他のダイエット法と比べてどのようなメリットがあるのでしょうか?
糖質制限ダイエットでは、食事に含まれる炭水化物を制限します。
炭水化物は糖質と食物繊維でできており、このうち肥満を引き起こすのが糖質です。
糖質を摂取すると血糖値が上がるので、これを抑えようとインシュリンというホルモンが分泌されます。このインシュリンには余分な糖質を脂肪に変えてしまう性質があり、別名肥満ホルモンと呼ばれています。
糖質の摂取をセーブすることでインシュリンの分泌を抑えて脂肪がつくのを防ぐというのが、糖質制限ダイエットの考え方です。
このダイエットの魅力は、なんといってもカロリーを気にしなくていいという点でしょう。
今までの食事によるダイエットといえば、カロリーを制限するというのが定番でした。
とにかく食事の量を減らし摂取カロリーを抑えることこそが、ダイエットのいわば王道とされてきました。
しかし、この糖質制限ダイエットで重要なのは炭水化物の摂取量であってカロリーではありません。
炭水化物の少ない食品ならば食べてもOK、しかも量を減らさずお腹いっぱい食べられるというのはダイエッターにとっては大きな魅力です。
これまでのカロリー制限ダイエットではタブーだった肉やチーズ、バターを堂々と食べられるのです。
空腹感と戦いながらイライラすることもないので、ストレスをためずに長続きしやすいのも糖質制限ダイエットの長所といえるでしょう。
また、炭水化物を多く摂取しがちな現代人の食生活の改善をしてくれるという健康面でのメリットもあります。
糖質制限ダイエットのやり方は非常にシンプルです。
炭水化物をなるべく避け、そうでない食品で量や栄養を補います。
ごはんやパン、麺などの量は極力減らし、炭水化物の少ない肉や魚、野菜、豆腐といった食品を中心とした食事にしていきます。
これまで主食としてきたごはん、パン類を少量にし、おかずを中心に食べるような形になります。
はじめは慣れないかもしれませんが、食事量を減らすダイエットに比べて抵抗感は少ないのではないかと思います。
最近は低糖質ブームで、糖質ゼロや糖質少なめのお菓子や飲料が次々と発売されています。
小腹が空いてしまったら、それらをうまく活用するのもダイエットが長続きするコツです。
糖質制限ダイエットをして体調が良くなったという声も多数ありますので、何か良いダイエット法をお探しのかたはぜひチャレンジしてみてください。
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