今話題の低インシュリンダイエットは、カロリーコントロールしないダイエット方法です。気にするのは食べる食品の種類で、主に糖分と炭水化物に注意するだけです。それではこのダイエット方法のメリットをご紹介します。
炒め物やマヨネーズ、ドレッシングもOK
ダイエットの敵「油脂」。カロリーから見るとアウトでも意外と低GI値です。低インシュリンダイエットでは、こってりした中華料理もバターたっぷりのソースを使った洋食も気兼ねなく食べることができます。もちろんドレッシングやマヨネーズも気にしなくてもいいんです。
ただし気をつけたいのが、油脂と炭水化物を同時に摂ると身体に脂肪として蓄積されやすいという点です。天ぷらやフライなどは衣が炭水化物なのでできるだけ避けたい食品です。外食で出てきた場合には、衣を外してから食べるといいでしょう。
お肉をガマンしない
ダイエット中はカロリーの高いお肉を控えるという人も多いと思いますが、GI値は低いので我慢する必要はありません。好きなだけ食べても大丈夫です。
ただし、お肉とご飯を一緒に食べると糖分と合体して脂肪を蓄えてしまいます。
栄養バランスの良い食事ができる
特定の食品を食べるダイエットや、極端に量を減らすダイエットに比べて低インシュリンダイエットは、普段食べている高GI食品を低GI食品に変えるだけなので、栄養バランスの取れた食事ができ、健康的に痩せられます。
おやつも食べて大丈夫
お砂糖たっぷりの甘いおやつや、お米を原料にしたおせんべいなどはNGですが、食後のデザートではなく、血糖値の下がった食間のおやつなら大丈夫です。GI値のできるだけ低い果物やゼリーなどを選ぶようにしましょう。
お酒も飲める
カロリーが高いとされ、ダイエット中は飲酒や節制が当たり前だったアルコールですが、GI値は低いのがわかってきました。さらにアルコールを飲むと体温が上昇してエネルギーを消費しやすいというメリットもあります。
ただし、おつまみにGI値の高いものを選んでしまわないように注意しましょう。
外食でも実践できるダイエット方法
外で食事をとるとどうしてもカロリーが高くなってしまいますが、低カロリーのメニューを選ぶよりも、低GI値のメニューを選ぶ方が選択肢が広いため楽です。
リバウンドの心配がない
無理な食事制限をすることでリバウンドは起こります。低インシュリンダイエットは、今までと同じ量の食事をとることができるのでリバウンドとは無関係です。気をつけるのは食品の種類だけ。常にお腹を空かせて、イライラするようなダイエットとはおさらばしましょう。
写真出典:photoAC