賢い介護シューズの選び方
普段生活する上で、靴は非常に利用頻度が高い日用品の一つです。
靴に関する知識を身に付けて履き心地を追求することは、歩行姿勢の改善や転倒防止、足のトラブル改善などに非常に有効です。
安易におしゃれ要素だけを重視して選択すると非常に危険ですので注意が必要です。
介護シューズの種類
介護シューズはいくつかのメーカーが力を入れて販売していますが、見た目以上にその機能は様々です。
自分に必要な機能が何なのか、どういった足の形状に合わせて利用すればよいか確認していきます。
まず、介護シューズの種類ですが、基本的には履きやすいようにテープ式やファスナー式のものが多いのが特徴です。
また、素材も合皮などがあるもののメッシュ素材やナイロン素材のものが多いので、季節や用途に応じて選ぶと良いでしょう。
介護シューズは状況に応じて選ぶポイントがある
介護シューズを利用する時には、足がどういった状況なのかを事前に確認しておくことが必要です。
「むくみや腫れのある場合」は履き口が広くなっていて履きやすいことと、伸縮性があり締め付けがあまりきつくないことが重要です。
また、むくみなどは日によって状態が変わりますのでサイズ調整ができるものだと重宝します。
「外反母趾がある場合」は靴の先端が丸くなっていてつま先を圧迫しないものを選びます。
靴のサイズを合わせて靴の中でずれないようにすることも選ぶポイントです。
「リウマチがある場合」は素材が柔らかく、靴の中にゆとりがあるものが良いと言われています。
「すり足歩行の場合」はつま先の反りあがりがあるものを選び、軽い素材のものが良いです。
また、滑り止めがきつすぎるとすり足の際につまずきの原因になりますので、ちょうど良い靴底のものを探す必要があるでしょう。
「装具を利用している場合」介護シューズの特徴は装具を利用していても利用できることです。
装具を付けた状態で足のサイズを測り、履き口が広く開いていてベルトで固定できるタイプのものが良いでしょう。
いずれの場合も介護シューズは片側ずつ別のサイズを選択することができるので調整は柔軟に行うようにしましょう。
介護シューズはサイズが細かく分けられている
介護シューズは一般的な靴とは違い、同じ靴のサイズでも足幅や足囲のサイズがいくつかに分けられています。
例えば同じ25cmの靴でも2Eの場合は足幅が10.2cmで足囲が24.9cmですが、4Eになるとそれぞれ10.6cmと26.1cmに広がります。
基本的に介護シューズは幅広で甲が高く作られていますが、より自分の足にフィットするものを選ぶと良いでしょう。
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