介護現場で使える便利グッズ1
介護をするときにはちょっとしたことに時間がとられてしまったり、「もう少しこうだったら」とイライラしたりすることがたくさんあります。
そんな時にはちょっとした便利グッズを使えば随分楽になります。
普段の介護生活を振り返りながら紹介していきます。
移動の必需品、車いすに使えるグッズ
一般的にさまざまなところで使われている滑り止めマットがありますが、これも介護用品と合わせることで介護用品の良さを引き出してくれます。
介護現場で良く利用されるのは、車いすと座面の間や座面とお尻の間、場合によっては背もたれの部分です。
足の踏ん張りが弱くなった、座り直しができない、ずれてきていることを気にかけないなど、車いすに座っている方が座位を保てなくなってしまった場合には有効です。
ちゃんとした福祉用具でも滑り止め機能の付いたもので、クッション性のあるものや通気性の良いものがありますので、そういったものを利用するのも良いですが、とにかくちゃんとした座位がとれないと本人は負担ですので、常にずれてしまう場合は検討してください。
食事の時に使える介護グッズ
食事は生きる上で非常に重要な行為です。
できるだけ自分で食事できるようにといろいろな介護グッズが出ています。
脳梗塞などで利き手側が片麻痺になってしまった場合でも簡単に使えるスプーンや箸があります。
スプーンは握り部分が太くなっていたり、自分の手や可動範囲に合わせて曲げることができたりと素材や形状に工夫がされています。
また、お椀のものをスプーンですくう場合にはお椀が動いてしまうのですが、滑り止めのついた少し重めのお椀などもあり、組み合わせて使うと食器を持たずに食事を楽しむことができます。
箸は子供用と同じように持ち手の部分がつながっていて、トングのような要領で使えるものがあります。
素材は木やプラスチックなどありますので好みで選べますし、麺類や少し大きめの肉などをかみ切りながら食べたいときはスプーンより箸の方が好まれます。
お茶を飲むときにも介護グッズが便利
お茶を飲む場合も、通常のコップだと結構上を向かないと飲めないものです。
しかし、介護グッズでは、鼻先に来る部分がくりぬいてあったり、あらかじめ液体が流れ込んでくるようにコップの中が斜めに設計されていたりするものがあるので、首を少し傾けるだけで飲み干せるようになっています。
自分でお茶を飲むときには意外と便利です。
100円均一のお店でも売られているものもありますので賢く使って、なるべく要介護者本人が自分の力で生活できる環境を整えることが大切です。
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