外国人労働者と働く

中国人男性シェフ

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横浜中華街でアルバイトしていたときの経験です。当時わたしは20代。喜んでみていたりに引っ越したのをきっかけに中華街でアルバイトをしてみたいと思い、最初は不安もありましたが求人を見て面接してもらいました。経営者は中国人華僑の女性。気さくで日本語は堪能。しかし「いろんな違いに戸惑うかもしれませんよ。まぁ、若いしそれも良い経験ね」という言葉と共に採用してくれました。_x000D_
一緒に働くことになったのは外国人労働者の中国人男性シェフとフィリピン人の女性。わたしはフィリピン人女性とオナジク調理補助のお仕事。_x000D_
経営者の女性も一緒に汗だくになりながら働いていましたが、その人がいなくなると中国人男性シェフの態度が一変。_x000D_
フィリピン人女性につらくあたるのです。わたしにも嫌な質問をなげかけてきます。_x000D_
「外国人労働者は不当な扱いを受けてる。君の時給はいくらだ?」ごまかしてもごまかしても、毎日聞いてくる。それはそれはしつこかったです。_x000D_
お昼休みは家が近かったので帰って昼御飯を食べていたわたし。唯一気の休まる時間だったと言えます。 _x000D_
そんな中、少しずつ仲良くなっていったフィリピン人女性が「家に帰らないで一緒に仕事場でらんちしたい」と言ってきました。_x000D_
外国人労働者にとってランチの時間はとても楽しみだということ、でも中国人男性シェフと二人のランチは楽しくない。と話してくれました。フィリピンでは家具を作って売る仕事をしている旦那様と小さな子供を二人残して日本にきているとのこと。フィリピンでけいえいしている家具店の経営がおもわしくなく、日本に資金を稼ぎに来たのだとか。_x000D_
フィリピン人ということでいろいほ差別を受けていることも告白してくれました。いつも中国人男性シェフがランチのあと「一緒に寝ろ」と命令してくるのだとか。フィリピン人女性は日本に水商売にくるんだから俺と寝れるだろうと。ものすごいセクハラですよね。それに彼女はわたしがアルバイトでやって来る半年以上前から耐えていたのかと思うと涙が出そうでした。中国人男性シェフは奥さんと共に来日しているのに、フィリピン人女性にセクハラしてあわよくばと考えて日々仕事をしていたのです。あきれてしまいました。_x000D_
だんだんランチの塲にわたしがいることに気づき始めた中国人男性シェフ、イライラご隠せません。そのうちにわたしをいじめ始めたのです。身長の低いわたしに「中国人の居んな、みんな背高い。あなた子供みたい。小さいね。顔は大きい!」と20代でしたからとても傷つきました。_x000D_
そんなわたしにフィリピン人女性が「そんなこと言わないで」と庇ったその瞬間、「キャー」と彼女の悲鳴。熱い揚げ油を手にかけられてしまったのです。中国人男性シェフからの反撃でした。実にオソロシイ場面でした。_x000D_

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