外国人労働者と働く

こんなにも違う国の文化

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私は以前カフェで働いていた時に、外国人労働者の方がいました。アメリカ人の方でした。_x000D_
日本で働き始めたばかりという彼は、日本語が堪能でスタッフやお客様とのやりとりには問題がなく、外国人の方が来店すれば英語で対応してくれて、とても優秀な人材でした。_x000D_
私が働いていたカフェは、外国人労働者を雇ったことがなく不安もありましたが、そもそも海外の方も多く来店する店だったので、彼が来てくれて助かる事が増えました。_x000D_
しかし、日本に来て仕事を始めたばかりの彼は日本人ならばありえない勤務態度でした。_x000D_
出勤時間に間に合わないことはしょっちゅうで、常に5分10分遅れて出勤していました。_x000D_
理由は、僕は朝が苦手なんだということ。_x000D_
これは、外国人労働者だから許されるのか笑ってしまいましたが、日本で働く以上守って頂きたい最低限の事です。_x000D_
他のスタッフは、自分の出勤時間の30分前には店に来ていると言いました。せめて5分前には準備を整えておいてほしいと伝え、彼は5分前に出勤して速攻で自分の支度を終わらせてくれるようになりました。_x000D_
でも、休憩時間は時間通りに戻ってこなかったりと時間をあまり気にしないようでした。_x000D_
なので、しつこく言い聞かせました。_x000D_
いきなり今日休みたいと言ってくる事も度々ありました。_x000D_
理由は、友達との予定がある日だったけど休みの希望を伝えるのを忘れたといったものなど、日本の企業ではまずありえないような事でした。_x000D_
彼の正直すぎる理由にも笑えましたが、そういった理由は事前に言ってくれなければ困ると伝え、だんだんと日本の制度が分かっていってくれました。_x000D_
でもある時は、指を怪我したから仕事に行けないと言われ、相当な怪我をしてしまったんじゃないかと心配していましたが、2日休んで出勤し、指を見てみたら絆創膏が一枚貼ってあるだけのちょっとした切り傷でした。_x000D_
アメリカ人ってこういうものなのかな?と何とも言えない出来事でした。_x000D_
細かい事を言えば、配膳や配置の仕方がバラバラだったり、初めて来店されるお客様にハーイ!!と言ったフランクすぎる接客など、彼の育った環境なのか、お国柄なのか注意しつつ接客については悩み所でした。_x000D_
欧米の方らしいと思ったのは、バカンスについてでした。_x000D_
1ヶ月程で良いから休みがほしいと言われ、もうそれは軽く仕事を辞めていると言えるなと私達は思いました。_x000D_
残念ながら日本人は1ヶ月もバランスに行かない、なんならバカンスなど行かないと言うと、日本人は働きすぎなんだと母国の労働を熱弁されました。_x000D_
しかし、本当に1ヶ月も休まれてはカフェですので店が回らず他のスタッフの休みが取れないので、外国人労働者の彼には1週間だけ休んでもらいました。_x000D_
知らない土地で働く彼をとても尊敬しますが、外国人労働者を雇う側は文化の違いを覚悟の上、一緒に働く仲間として受け入れなければと思いました。

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