夏場になりますと子供にとっては「プールだ!」と言って大いに喜び元気良く泳ぐでしょう。もしお子さんをお持ちの方でしたら、目の病気に気をつけなければいけません。
その病気は「流行性角結膜炎」です。
「流行性角結膜炎なんて聞いた事が無い…」
「どんな病気なの?」
そう感じる人も多いと思います。
そこで本日は流行性角結膜炎とはどんな病気か?そして原因と一緒に治療方法を紹介していきます。
■1:流行性角結膜炎って何?
流行性角結膜炎は「アデノウイルス」と呼ばれるウイルスが目の中に入り込む事で感染する目の病気です。
もし感染しますと、目の充血が収まらない・まぶたが腫れあがる・目が重たい・さらさらした目やにが出てくる・いつも以上にまぶしく感じると言った症状が出てきます。軽度であれば上記の症状で終了ですが、症状が進行すると目が圧迫されるように痛み始めたり角膜に点状の濁りが発生する事もあります。
そして厄介なのがアデノウイルスは潜伏期間があるのです!
人によって異なりますが5日~2週間と言われています。
そのため気づいた時には流行性角結膜炎になっていた…と言う事が多いのです。
■2:流行性角結膜炎になる原因は?
流行性角結膜炎になる原因はアデノウイルスに触れてしまう事です。
例えば流行性角結膜炎に掛かっている人のタオルで目を拭いた、手にウイルスがいるのにこすってしまった等あります。
ですが一番多いのが冒頭で紹介したように「プール」です。
流行性角結膜炎の症状が出ている事に気づかずにプールに入りますと、水中で広がり最悪の場合にはプールに入っている全員に感染する事があります。
ですので、お子さんをお持ちの方は注意が必要なのです。
■3:流行性角結膜炎の治療方法は?
残念ながら流行性角結膜炎を確実に治療できる薬はありません。
眼科から確かに点眼薬や飲み薬を処方されますが、あくまでも二次感染を防ぐための薬です。
治療するには体内でウイルスに対する抵抗力を付ける事です。
そのため十分な休養と栄養を摂取し、体内からウイルスを死滅させましょう!
最後になりますが「流行性角結膜炎かな?」と思いましたらすぐに眼科へ行きましょう。
学校に通っているお子さんがもし感染した場合、学校保健安全法によって医師から完全にアデノウイルスが死滅したと言う証明証が出ない限り通学はできません。
また会社に勤めている人も他の方々に感染させるといけませんので、会社に事情を説明して休むようにしましょう。
次回は身近な目の病気、特にアウトドアで多い「雪目」について紹介していきます。
アウトドアを嗜む機会が多い人、もしくはこれから友達と海やスキーに行かれる人は、行く前に一読しておくと良いですよ?
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