「肌が若いと水をはじく」などともいいますが、生まれたばかりの赤ちゃんや若いころは肌にもうるおいがあります。しかし、年齢を重ねるにつれてうるおいがなくなってきて乾燥してくるようになってしまいがちです。
その結果、肌にはシワができたりするのですが、口の中も同じく乾燥してきます。
本来はうるおっている状態が普通なのですが、口の中が乾きやすい「ドライマウス」と呼ばれる症状になることがあります。
【ドライマウスのチェックをしてみよう】
さて、あなたがドライマウスかどうかのチェックをしてみましょう。
あてはまるものにチェックをしてみてください。
・よくのどが渇く。
・口がねばつく。
・口臭が気になる、または口が臭いを言われたことがある。
・虫歯になりやすい。
・歯周病である。
・入れ歯を入れた時に痛む。
・唇が乾燥でひび割れることがある。
・舌が乾燥でひび割れることがある。
・食べ物が飲み込みづらい。
・食べ物が口にしみることがある。
・乾燥でしゃべりにくい。
いくつあてはまりましたか?
あてはまる項目が多いほど、ドライマウスの可能性が高いです。
【感染症にかかりやすくなるドライマウス】
ドライマウスになると、口が乾燥してカラカラになり口の中や舌が痛み、物が食べにくい、飲み込みにくい、話をしにくいなどというだけではなく、感染症にもかかりやすくなります。
唾液がでないことによって、体の抵抗力も低下した状態になりますので、細菌なども繁殖しやすい状態になり、虫歯や歯周病、風邪やインフルエンザなどにもかかりやすくなりますので注意が必要です。
【ドライマウスの原因】
ドライマウスの原因はいったい何なのでしょうか。
今のところはっきりとした原因はまだわかっていないようですが、加齢や遺伝的要素、環境要素、体内のバランスの乱れ、ストレスや口呼吸などが考えられています。
【ドライマウスの食養生】
ドライマウスの原因のひとつに、血流の滞りや血流の悪さが考えられます。
そのようなタイプの場合には、血流改善の食材を意識して食べることによって改善することがあります。
おススメ食材としては、DHAやEPAの力で血液サラサラの効果が期待できる「イワシ」「サンマ」「サバ」などの青魚類、ニンニクやタマネギ、黒キクラゲ、オリーブオイル、サフランなどがあります。
また、潤いアップのために、ユリの根やモモなどの果物類などもおススメです。
(Photo by Ashinari http://www.ashinari.com/ )