シャンプーで髪の毛を洗っているとき、タオルドライして髪の毛をドライヤーで乾かしているとき、髪の毛をブラッシングしているときなど様々な場面で、ハラリハラリと髪の毛が抜けてしまい、気になっているというかたは少なくないと思います。
シャンプー後、排水溝付近に抜け毛がたまっていたり、ドライヤーの後に付近に髪の毛が沢山抜け落ちているということはないでしょうか。
若いころは少々抜けてもすぐにまた新しい髪の毛が生えてきますから、たいして気にはならないのかもしれませんが、加齢に伴い若いころに比べると髪の毛を作る「毛母細胞」の働きがどうしても悪くなってきてしまいます。
他にも、社会人になりストレスがたまった時、また残業などで生活が不規則になった時、食生活が乱れホルモンバランスが崩れた時など様々な理由で髪の毛が抜けやすく、薄毛に悩まされるかたが増えてきます。
では、髪の毛を作るために大切な「毛根細胞」の働きを高めるにはどうすれば良いのでしょうか。
【髪の毛の発育に良い栄養素はどんなもの?】
色々な食べ物を好き嫌いなく栄養のバランス良く食べることが大切です。
特に髪の毛の発育のために必要な栄養素は、タンパク質です。良質のタンパク質は髪の材料になります。タンパク質を毎日継続的に摂取することが大切です。
例えば、卵焼きやスクランブルエッグ、ゆで卵などで朝食などでも手軽に食べることができる「卵」や、納豆や豆腐、みそ、きなこなど日本人の食卓にかかせない「大豆製品」などがおススメです。料理をする時間がないようなかたでも豆乳などでしたら手軽に飲めますね。
【ミネラルも重要!】
亜鉛や銅などのミネラルも髪にとっては大変大切です。
ですが、ミネラルの中でも特に亜鉛が不足気味のかたが多いようです。亜鉛は先ほどにも説明したような髪の毛の材料となる「タンパク質」の合成をサポートしてくれるのですが、不足することによって新陳代謝が滞り、新しい髪の毛が生えにくくなってきます。
亜鉛などのミネラルは髪の毛を美しく保つのに重要なミネラルですので不足してしまうと健康な髪の毛が生えにくくなるだけではなく現在ある髪もパサパサとして潤いがなくなります。
ラーメンなどのインスタント食品やポテトチップスなどのスナック菓子、加工食品類を良く食べる人も多いと思いますが、これらの中には亜鉛は含まれていません。
小麦や白米のように精製されているものの中には亜鉛が含まれていないからです。
また、インスタント食品などに含まれている添加物の中に「フィチン酸」というものがあるのですが、ミネラルの効率的な吸収を妨げてしまうものですので、注意が必要です。
日常生活における「ストレス」も体内の亜鉛などのミネラルを消耗する原因となります。
ですから、できるだけストレスをためず、添加物が沢山含まれている加工食品やインスタント食品、スナック菓子などを避け、その代りに髪の毛の原料となる良質のタンパク質を含む食品を意識して食べるように心がけましょう。
(Photo by Ashinari http://www.ashinari.com/)