「ダイエット、やろうやろうとは思っているけれど、なかなか。」というかたも多いのではないでしょうか。
ですが薄着の季節になると、体のラインがほかの季節よりもはっきりでてしまいますね。「この下腹のお肉をなんとかしたい・・・。」「この二の腕だけでもなんとか・・・」などとお悩みのかたも多いのではないでしょうか。
第一回目の今回は、ダイエットや太る仕組みについてみていきたいと思います。
【10代~30代の人の太る仕組み】
まずは、なぜ太ってしまうのかについてみてみましょう。
若い方ですと、「エネルギーの消費量に対して、摂取エネルギーが多い」ということが、まず第一に考えられます。
たくさん食べるにもかかわらず、運動などもせず、移動もバスや電車、車などであまり歩くことがない人、運動習慣が全くない人は要注意です。
運動習慣のない人は、いつもはエレベーターを使うところを使わずに階段を使ってみる、いつもはバスのところを一駅手前で降りて歩いてみるなどちょっとした心がけでエネルギーの消費量を増やすことが可能ですので、挑戦してみてはいかがでしょうか。
【40代以降の人の太る仕組み】
若い方はこのようなちょっとした努力で痩せることができますが、一方、40代をすぎる中年以降になると、運動をするなどさまざまなことを心がけているにもかかわらず、若いころよりもだんだんと太りやすい体に変化していきます。
これは、この年代の人たちの太る理由が、若い人たちのように「摂取するカロリーが多い」などというだけではなく、年齢を重ねるにつれて体が老化していき、細胞をはじめ各器官の機能が低下することによっておこってくるからです。
髪の毛が薄くなってきたり、老眼になってきたり、シワやたるみなどが目立つようになるのもちょうどこのころからというかたも多いかと思いますが、
よく、「お肌の曲がり角」などという表現がありますが、悲しいかな、「体の曲がり角」もこのあたりであるようですので注意が必要です。
【年齢に負けず太らないようにするには】
中年以降になると、筋肉量が減ることも太る原因の一因です。
ちょっと子供にいい格好を見せようと子供の運動会で、全速力で走って足がもつれてしまう人がでてくるのも、筋力の衰えが原因です。
ちょっと運動しただけなのに、ひどい筋肉痛になったりすることはないでしょうか。
特に太ももなどの筋肉は、年齢とともに大幅に減りやすく、減った筋肉は脂肪に置き換わります。基礎代謝が下がり太りやすい体になりますから、年齢に負けず太らないようにするためには「筋肉を衰えさせない」ということが重要です。
次回は、隠れ肥満についてみていきたいと思います。
(Photo by Ashinari http://www.ashinari.com/)