デイサービスと呼ばれているサービスは通所介護の場合が多いですが、このデイサービスというサービスにはいろいろな種類があるということを知っておくと介護サービスの組み合わせを考える時に便利です。
まずは、デイサービスと呼ばれている所以ですが、これは朝方送迎車が自宅に迎えに来てくれて、昼食を食べて夕方に送ってくれるからついたものと想定されます。
日中の介護負担の軽減や要介護者の外出の機会を作るのに効果が高いサービスだと言えますが、そのサービス内容には事業所によって大きく異なります。
勘違いされがちな「食事」「入浴」サービス
デイサービスと聞くと、朝から夕方までの日中帯を通じて受けられるサービスだと理解している方が多いと思いますが、実は最短で3時間のサービスを提供しているところがあります。
当然食事サービスは無く、午前中のみ、あるいは午後のみの利用が可能です。
こういった短時間のサービスを提供しているところは、ちょっとしたフィットネスクラブ感覚で通うのに適しています。
また、事業所によっては入浴サービスが無いところもあります。
定期的な入浴の確保を期待してデイサービスの利用を考えていたのに、実は入浴サービスが利用できないということにならないように事前に意向をケアマネージャーに伝えるようにする必要があります。
数は多くありませんが、延長サービスを行っているところや9時間以上のサービスを提供しているところ、お泊りとして宿泊サービスを提供しているところなども出てきています。
同じデイサービスでも種類が増えてきているので利用の選択肢は広がっています。
デイサービスにおけるレクリエーションの今
介護保険制度が始まり、デイサービスセンターが広く開所されるようになったころは、レクリエーションといっても手作りの輪投げや風船バレーなど体を動かしたり、コミュニケーションをとったりすることに重点が置かれていました。
しかし、最近はそういった一律のレクリエーションを提供するのではなく、生け花教室のような教室を希望者に開催したり、学習療法として認知症予防対策をしたり、個別機能訓練を実施したりと個人の意向に合わせたサービスが提供されるようになりました。
特に目立って増えてきたのは外出レクリエーションで、花見や紅葉、外食やショッピングなど近隣から遠方まで様々な場所を回ることもあります。
近隣にたくさんのデイサービスがある場合にはレクリエーションの内容なども調べてみると好みのサービスが見つかる可能性は高いでしょう。
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