介護サービスにおける施設は、必ずしも入所をしなければいけないわけではありません。介護サービスで施設を利用するサービスの中には、通所サービスもあります。これは施設に滞在をするわけではないが、施設に通所して、リハビリや介護を受けていくサービスとなります。
施設に入るほどの状態ではないが、サービスを受けたいという人のニーズを満たして行けるのと同時に、外出のきっかけになるという大きな意味合いを持ってきます。
これはどのようなことであるのかと言うと、介護を受けるような人、受けなければいけないような人であると、身体機能、精神機能の低下によって外出をしようとするモチベーションが保てなくなりがちです。
外出の機会が減ることによって身体・精神機能の低下がより促進されてしまうこともあります。通所サービスを利用することで、定期的に外出ができ、友人や仲間もできることが多いので、良い生活の刺激になることも少なくありません。通所サービスは介護やリハビリをする場所という意味合いも当然ありますが、社会とのつながりを作るという隠れた重要な意義も持ってきています。趣味を見つけるきっかけになったりすることも多く、通所サービスを積極的に展開していく施設も増えています。
通所サービスは家族の負担を減らせる要素にもなる
通所サービスの注目されているもう1つの点としては「家族負担の軽減」があります。通所サービスを利用している間、利用者は施設で食事をしたり入浴をしたり、リハビリをしたりします。その間家族は支援から離れ、自分の時間を作ることができます。これが良いリフレッシュになり、「介護疲れ」によるストレスの蓄積を防ぐことができます。
長期自宅介護をしていく人にとって、通所サービスはとても心強いサービスであり、訪問サービスと併用して利用することで、介護をする家族も、介護をうける利用者も充実した生活を送れるようになるケースも多いです。
通所サービスで、最近活発な活動をしているサービスとして、認知症対応型通所介護があります。近年注目を集めている認知症に特化したサービスとなります。認知症は扱いが難しい病気でもあり、家族の介護が難しくなってしまうことも珍しくありません。その認知症の利用者を積極的にとり入れてくれるサービスとなります。
また療養通所介護と呼ばれる、認知症を含む、難病や、癌を抱えている利用者のための通所サービスもあります。通所サービスがもつ可能性は医療、福祉の面で大きなものとなります。
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