「あっ危ない!」何かにつまずいて転びそうになりヒヤリとした経験はありませんか。
このヒヤリとする回数が高齢者や要介護者は多くなります。転びやすくなってしまう要因は、加齢により骨がもろくなってしまったことや筋肉が衰えたこと、病気の後遺症の麻痺によりふらつきやすくなることなどが考えられます。
高齢者が転倒すると骨折してしまうことが多く、それが原因で寝たきりや要介護状態になることが考えられます。
転倒のリスクを減らすために、室内の環境を整えること(不用意に床に物を置かない、バリアフリーにする等)や、階段の足元を照らす照明をつける、身体の状態に応じて適度に体操して筋力低下を予防するなどが有効です。
その他、転倒予防・転倒したときのけがを軽減するグッズを紹介します。
■ 転倒予防靴下
編み方を組み合わせることで、つま先が上がりやすくなり、つまずきにくく歩きやすい靴下。滑り止め効果があるものや片手ではけるように工夫されたものなどがあります。
- 離床センサー
ベッド下のマットを踏むと動きを察知して、離床を知らせてくれるセンサー。様々な種類があり、マットレスの上に敷いて上体を起こすと反応するタイプやベッドの端に寄ると教えてくれるタイプもあります。要介護者や高齢者が動き出すときに介護者が気づいて転倒しないように見守ることができます。車椅子やトイレの便座に設置するセンサーもあります。
- 滑り止めマット
階段や床、玄関、水回りなど家庭内のあらゆる場所に。裏面に吸着機能が施されていて床にピッタリとくっつき、敷くだけで転倒予防になります。厚さはミリ単位で薄く、洗濯できるタイプや、屋内外で使えるもの、ハサミで好きな大きさにカットして使用できるものなどもあります。
- 転倒防止バー(車椅子)
車椅子の前輪が坂道やスロープ等で上がったときに後方に転倒することを防止するバー。車椅子使用者の上半身が不安定なときにもおすすめ。車椅子のティッピングレバー(前輪昇降レバー)に取り付けます。キャスターありとなしのタイプがあり、機種によってティッピングレバーの外径が異なるので確認してから購入しましょう。
■ 保護帽
転倒時に頭部を守るための帽子。衝撃吸収材が使われています。転倒が多い人、特に転倒時に手で防御することができず頭部への衝撃を防ぐことができない人におすすめ。通気性がよく丸洗いできるもの、一見して保護帽とわからないオシャレなタイプなど様々な保護帽があります。
- 転倒骨折予防下着
転倒したときに骨折しやすい大腿骨頚部(太ももの付け根)が当たる部分に衝撃吸収のクッションを入れて、転倒時のダメージを少なくする下着。一度転倒を経験するとまた転倒するかもしれないという不安から、外出や行動が消極的になってしまう人もいます。転倒骨折予防の下着を着用すると安心ですね。
一瞬の油断で起きてしまう転倒。転倒予防・転倒したときのけがを防ぐグッズを日常生活に取り入れて転ばぬ先の杖としましょう。