外国人労働者と働く

外国人労働者の実態とは。

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私は中国地方の岡山県に住んでいる30代の男性です。私には現在妻と子供達との5人家族で暮らしています。私の仕事は、今は公務員として働いているのですが、前職は食品工場の営業職として働いていました。今回はその時に体験した外国人労働者の驚きの実態をお話ししたいと思います。_x000D_
私の仕事は各種小売業(スーパーマーケットや商店)の方に商品を売ってもらうために営業していました。_x000D_
現代は自由競争社会のため各社ともどれだけ商品を安く、かつ高品質で販売できるかに重点を置いていたので商品を提供する我々製造側にはかなりの負担がありました。そのため、仕事量はキツイのに対して、賃金が安いというあまり誰もやりたがらない仕事の1つとなっていました。_x000D_
当然、日本人での労働者はあまり就いてくれないので、中国や東南アジアといった国の方に外国人労働者として働いてもらうのが主流になっていました。_x000D_
外国人労働者と一言でいっても、人種や宗教観などが違うので働く上ではかなり気を使いました。例えば、中国人労働者の中にはいくら清潔操作を徹底しても守らずに不衛生な作業をしたり、勝手に商品になる材料を持ち帰ったりとやりたい放題でした。_x000D_
当然そんな方ばかりではなく、きちんとこちらが指定した作業を行ってくれて、丁寧にやってくれる方の方が多いのですが、まれにそういった外国人労働者はいるのが現状です。_x000D_
あとは宗教観です。宗教は日本人であればあまり厳格に教えを実践したりする人は少ないのかも知れませんが、ヒンズー教やキリスト教などを信仰している外国人労働者はかなり厳格に教えを守っていました。_x000D_
例えば、食べるものをきちんと守っており、酒は飲まないのは当然ですが、ラインの作業中にも礼拝があると突然言い出してラインを抜けたりする外国人労働者の方がいました。_x000D_
彼らにとって信仰はすべてであるそうなので、生活の中心に教えがあると話していたのが印象に残っています。_x000D_
あと、外国人労働者の方は意外にお金を良く使います。多くは母国への仕送りとして働いているのですが、まれに洋服や宝飾品など自分のためだけにお金を使っている外国人労働者の方もいました。しかも、その使い方がかなり激しく、給料日の翌週にはお金がないと仕事中にボヤいているのをよく見ました。_x000D_
こういった外国人労働者は一部なのでしょうが、一緒に働いてみるとかなり考えかたや行動が日本人とは異なる方が多かったので、ある意味良い社会勉強になったと今では感じています。

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