外国人労働者

オーバーステイ

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オーバーステイとは、日本に来ている在留資格を持った外国人がその在留期間を切れや意図的な在留期間を更新しないなどで、許可の与えられた在留期限を過ぎてしまった外国人を指します。

オーバーステイの外国人を減らす為、出国命令制度というものがあります。

これは在留期間が既に切れている外国人が入国管理局に出頭した場合、過去に退去強制等などがないなどのある一定の要件を満たす外国人は国外強制退去の手続きではなく出国を命ずる制度です。

速やかに帰国する意思を持ち、自らの意思で入国管理局に出頭し、その際にも速やかに出国することが確実に見込まれてから、出国命令制度にて帰国した場合は、1年で再度日本への来日が認められる可能性があります。

この出国命令制度をを利用して、不法滞在者を入国管理局に出頭を促すことが目的とされています。

ただしこれは1年後に必ず再度日本への入国を許可するというわけではありません。

また過去に一度でもオーバーステイの履歴のある外国人の再入国は非常に厳しいと言わざるをえません。外国人労働者を雇用する際に在留資格の有効期限をきちんと確認し、くれぐれも不法就労者を雇用したいように気をつけたいところです。

その点、外国人技能実習生は監理団体と受入企業との協力体制により、オーバーステイが起きにくい状況になっています。

外国人労働者は、一般的には外国人労働者本人の自己管理の部分が多くなるので、自由に活動できる反面、犯罪に誘われたり事件に関与しやすい構造になっているようです。

一般的な外国人の方が日本に仕事の能力だけで生活して、独力で文化的な家庭を築いていくことはとても難しいといえます。

外国人技能実習制度は、会社に多くの義務責任をもたせ、第三者機関である監理団体に監理させていくという方式になるので、外国人労働者の視点からみると会社が全部をお膳立てしてくれるすばらしいシステムであるという側面もあるのです。

安価な労働力の調達という側面ばかりが強調されていますが、よい面もあるのです。

 

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