アレルギー性鼻炎は、身近なところではハウスダストやカビ、ダニなどの抗原によってアレルギー反応がおこることによっておこりますが、そのほか花粉やペットの毛など実にさまざまな要因によっておこります。
アレルギー体質の人が増えてきたのは、食生活が欧米化して体質が昔とは変わってきたせいかもしれないともいわれているようですがどうなのでしょうか。
アレルゲンが鼻の粘膜に付着することによって粘膜が反応し、くしゃみや、まるで水のような水様性の鼻水、鼻づまりなどがおこりますが、一度なると繰り返してなるためしつこく続く症状に悩まされる方も多いようです。
【アレルギー性鼻炎の防ぎ方】
何によってアレルギーがおこっているかは血液検査などで知ることができます。
アレルギーの原因が、ハウスダストやカビ、ダニなどの場合にはこまめに換気をするなどして部屋の空気を入れ替えるようにしましょう。特に梅雨時期など湿気が多くジメジメとした時期にはカビやダニが発生しやすいので要注意です。
逆に、原因が花粉などの場合には、窓を閉めて花粉が外から入ってくるのを防いだり、空気清浄器をつけるなど工夫をする必要があります。
外出の際にはマスクやメガネ、ゴーグルなどで花粉を体に取り入れないようにしたいものです。
寒暖の差などで鼻炎がおこる場合もありますので、季節の変わり目には特に注意が必要です。夏場で外気温が暑い時にも、室内でエアコンをつけている場合には気温差がでてきますので冷えないように気を付けたいものです。
適度に体を動かし、体力をつけるようにしましょう。早寝早起きを心がけ、生活習慣、食習慣にも気を付けるようにしましょう。
【アレルギー性鼻炎のツボ治療】
妊婦さんなどは、辛いアレルギーに悩まされていたとしてもお腹の赤ちゃんのことを考えると薬を飲むことはできるだけ避けたいものですね。
そのような場合におススメしたいのがツボ治療です。
いくつかご紹介したいと思います。
・「上星(ジョウセイ)」と呼ばれるツボは、額の中央部分、前髪の生え際付近から人差し指の幅一本分上にあります。頭部の血行を良くし、鼻水などの症状をやわらげてくれます。
・「迎香(ゲイコウ)」と呼ばれるツボは、小鼻の横にあります。小鼻のはりだしたところとその横にあるくぼみの間にあります。鼻がつまって苦しいようなときに押すと良いツボです。「つまっていた鼻が通って香りがわかるようになる」というような意味から「迎える香り」すなわち「迎香」とネーミングされたようです。
・「風池(フウチ)」と呼ばれるツボは、後ろ髪のうなじの部分の生え際付近左右両側にあります。アレルギー性鼻炎だけではなく、頭痛やインフルエンザの場合に押しても効果的です。
(Photo by Ashinari http://www.ashinari.com/)