計るだけダイエットでは、体重の動きからさまざまな対策を講じることができます。つまりこの体重変動がダイエットのナビゲーションをしてくれるというわけです。計るだけダイエットの効果を倍増させるためにはグラフの動きに注目しましょう。
グラフの形は大きく分けて3つあります。体重が増えたり、減ったりする「ガタガタ期」、順調に体重が減っている「右下がり期」、ほぼ変わらない「停滞期」です。それぞれの状態に合わせて効率よく食事をとることが大切です。
「ガタガタ期」には野菜をたっぷり
体重が増えてり減ったりしている場合、特に朝の体重が前日の朝より増えている場合には夕食の内容を見直す必要があります。また食べた量や運動量なども関係してきます。
ガタガタ期は、塩分や脂肪、糖分の多い食生活を改善する時です。積極的に食べたいのはミネラルやビタミンが豊富な野菜です。野菜に含まれるカリウムが余分なナトリウムを吸着して尿と一緒に体外に出してくれるので、むくみには効果があります。
この時期は、肉などの動物性たんぱく質を控えめにして、食事量も調整することでグラフも右下がりへと変わっていきます。
「右下がり時期」には魚をメインに
食生活が改善されてくると、グラフの形が規則的になって、次第にゆるやかな右下がりに変わっていきます。右下がり時期では、体にたまっていた脂肪を落とす絶好のチャンスです。
脂肪の燃焼を助けるためには、魚介類を積極的に食べましょう。主に青魚を中心に多く含まれるEPAとDHAは血液中の中性脂肪や悪玉コレステロールを減らす作用があります。そして、エネルギー源として脂肪を優先的に使うように働きかけてくれます。
香辛料もお料理に積極的に使いましょう。体を温めることで脂肪燃焼を促進してくれます。さらに、根菜類や穀物、豆類などかみごたえのある野菜を加えることで、満足感もアップして食べ過ぎにストップをかけてくれます。
「停滞期」にはビタミンをたっぷりと
ダイエット中には必ずこの停滞期はあらわれます。この時期は1~2週間ほどグラフはまっすぐで、グラフをつけていても楽しみがないため、計るだけダイエットの中でも最もつらい時期です。
しかし停滞期は、次への右下がり期、つまり体重が減っていく段階へのステップでダイエットが順調に進んでいる証拠ですから、焦らずにつづけることが大切です。
この時期はイライラすることが多くなります。そのため、心身ともにリフレッシュできるようにビタミンを多く含む食材を多く食べましょう。
写真出典:photoAC
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