高度人材外国人とは、日本国内における外国人労働者としてより高度な専門職を経験あるいは、資格等を持っている外国人労働者の方を高度人材外国人と呼びます。
しかしながら現在日本が受けている外国人労働者である高度人材外国人は、実は「高度」な専門家ではなく、「中間的な人材」ではないかとも見える調査結果が出ています。
そもそも高度人材の定義とは何かという点を政府広報オンラインでは、次のように記載されています。グローバル化が進む中、日本国内でも様々な分野で働く外国人労働者が増えています。
日本経済を活性化し、国際競争力を高めていくためには、国内の人材を最大限に活用するだけでなく、多様な価値観や経験、ノウハウ、技術をもった海外の優秀な人材を積極的に受け入れ、新たなイノベーションを生み出していくことが重要です。
とあります。高度人材というと外資系企業に務める経営幹部や研究者などを想像するかもしれませんが、意外に身近な同僚かもしれません。
独立行政法人 労働政策研究・研修機構の統計によると高度人材外国人の外資系企業への勤め先の割合が約15%弱に対し、それ以外、つまり中小企業等を含む割合が約80ほどとほとんどの高度人材外国人がそういった勤め先ではなく、更に役職なしがその中でも70%ほどに達しているという統計も出ています。
日本国政府の色々な受入れ制度に対し、現状高度人材外国人と呼べる外国人労働者の方たちが日本に来ていないということは、世界で見た時に日本での雇用にそれほど魅力を感じないという点もあるのかもしれません。
外国人労働者雇用~社会保険、労働保険の仕組み~のことならお気軽にご相談下さい。