介護サービス

要介護4でも住み慣れた家で暮らせる?

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介護サービス

介護保険サービスは要介護度ごとに限度額が定められています。
重度の要介護状態になればなるほど介護サービスの限度額が大きくなっていますので、重度になるとさまざまな介護サービスを組み合わせて自宅での介護を支えることになります。
しかし、在宅サービスや施設サービスの利用料金は重度になるにしたがって高くなっているサービスが多いので、経済的な負担は大きくなります。
要介護者、介護者の意向をもとにどういったサービスをどのくらい利用するか十分検討する必要があるでしょう。

要介護4の方が家に暮らすには…

介護者の妻も高齢で、日々の介護に負担がかけられない状況で、要介護者自身も妻の介護疲労を心配しているケースです。
要介護4ですので、要介護状態としては重度です。
もともと元気でしたが、足の骨折を機に急激な下肢筋力の低下と認知症の進行がみられ、介護者の妻も今後どうしたらよいかと非常に不安が強い状態です。
できるだけ、介護サービスを利用して自宅での生活を支援する必要があります。

訪問介護サービス

要介護者は心疾患があったため、週1回の医療保険を利用した訪問看護を組み入れることで、医療的なサポートを行うことにしています。
また、骨折による下肢筋力の低下が非常に顕著で、日常生活において何をするにしても介護を要する状態にあり、とても高齢の妻には対応できる状況ではありません。
この状況を考慮して、デイサービスセンターを週4回利用し、外出の機会を作り個別の機能訓練を受けるプランが立てられました。
自宅では入浴もできないことからデイサービスで入浴サービスも受けることにしています。

レンタル物品の利用

下肢筋力の低下が原因で自宅でもほとんど移動できない状況のため、電動ベッドをレンタルすることにしています。
また、立ち上がりには支えが必要なことから簡易手すりもレンタルすることにしています。
要介護4でほぼベッド上で過ごす状態の場合は褥そうのリスクも高まりますので、ベッドと合わせて褥そう予防マットレスも検討します。

介護サービスの負担額とは

このケースでは訪問看護が介護サービスではありませんので、介護サービスとしてはデイサービスが中心のプランになっています。
デイサービスは月間で18回の利用になりますので、1割負担額は少し高くなります。
それでも介護者の介護負担は随分軽減できますし、要介護者自身もデイサービスでの交流やレクリエーション、機能訓練などを行うことで認知症予防や筋力向上が期待できるので介護者、要介護者とも満足されています。
レンタルはベッドと付属品、手すりなのでおよそ2,300円程度です。
全ての費用を合計するとおよそ25,000円の介護サービスを利用しています。

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