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「 眠りたいのに、眠れない…」 ~どうして、眠れないの?「不眠症」~

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「眠りたいのに。眠れない…」~どうして、眠れないの?「不眠症」~

睡眠がうまくとれていないことで、頭も身体も重く、仕事や家事にも支障が出てくる「睡眠障害」。その症状を改善するためには、まずその原因を探り、それから対策を立てなくてはなりません。

では「不眠症」について検証してみましょう。

 

★「不眠症」の原因と考えられるもの

《環境要因》いわゆる「枕が変わると眠れない」と言うように、いつもの環境と違う場所

では、うまく寝付けなかったり、眠りが浅くなったりしがちです。

《身体要因》「若い頃は、いつでもどこでも眠れたのに~」とよく言いますね。実は「眠る」ことには「体力」が必要です。そのため、年齢を重ねることで体力が衰えることにより、「よく眠れない」という症状が出てくるのです。また、夜中に何度もトイレに起きたり、身体に痛みやかゆみがあることも、不眠を招きます。

《心の要因》いわゆるストレスです。悩みやイライラ、そして極度の緊張を感じていたりすると、寝付けない、眠りが浅いなどの症状が出てくることもあります。

《生活習慣要因》お茶やコーヒーの飲み過ぎなどによるカフェインの過剰摂取や、運動不足からくる体内の機能低下などが原因で、うまく眠れない症状が出てくることもあります。

 

★「不眠症」を改善するには?

上記の原因には、自分自身の努力で解決できるものと、そうでないものがあります。

まずは、自分で解決できることにトライしてみましょう。

《寝具を変えてみる》最近では、自分が眠るときの姿勢にあった「マイ枕」が販売されています。また、夏場の暑い季節には、ヒンヤリと感じるシーツやマットを使ったり、冬場には温かさが持続する毛布などもありますので、そのような製品を使って、眠るための環境を整えましょう。

《長く眠れる工夫をする》夜によく眠れないと、ついつい昼寝をしてしまいがちですが、これが不眠の原因になっていることもあります。なるべく昼寝はせず、うっすら汗をかくぐらいの運動も取り入れ、体内の循環を活発にしましょう。そうすることで、程よい疲れを感じ、熟睡できるようになるでしょう。

《ストレスを溜めない》人にはストレスが付き物ですが、クヨクヨ悩んでも変わらないものは変わりません。自分の好きな事に目を向け、ストレスを溜め込まないようにしましょう。よく眠れると、意外な解決法が見つかるかもしれません。

《カフェインを避けて》夕方以降にはコーヒーやお茶を飲まないなど、カフェインの刺激に弱い方は、カフェイン摂取を避ける工夫をしましょう。

 

さて、それでも状況が変わらない場合の「不眠症」解決法です。

★眠る前のリラックス法

ヨガ、ピラティスなどで、良い眠りを誘うための運動があります。ベッドに入っても、すぐに寝付けないのなら、このような運動をしてみてください。いずれも激しい運動ではなく、呼吸を深くすることで心身の緊張を解きほぐし、自然に眠りに入れる作用があります。

★眠りに導く成分

人の体内には、眠りに導くための成分として「ギャバ」というアミノ酸があります。これは神経伝達物質で、これが分泌されることにより、苛立った神経を鎮める働きがあるのです。ところが、ストレスや疲労など、あるいは加齢により、ホルモンバランスが崩れてしまうと、このギャバがうまく分泌されずに、不眠に至るケースがあります。そういう場合には、外からギャバを摂取することによって、不眠を解消する事もできます。サプリメントもありますが、ギャバは動植物の内にある天然成分なので、発芽玄米、トマト、きゅうり、漬物、キムチなどの発酵食品などに多く含まれています。これらの食材を中心に、バランス良い食生活を目指すと、不眠も解消されていくでしょう。

また、ハーブティーなどにも神経の昂りを抑える効果があります。特に「バレリアン」というハーブは、海外では睡眠剤として処方されるほどの効果を持っています。神経が昂っているなぁ、と思われる日には、一服どうぞ。

 

「良い眠り」は、健康的な生活を送るための基本です。「良い眠り」を取り、溌剌とした毎日を過ごしましょう。

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