介護

施設による介護保険サービスとは?

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介護サービス

介護保険サービスには3つの施設系サービスがあります。
まずは、特別養護老人で、日常の介護や生活援助を中心に行う施設があります。
特別養護老人ホームは地方自治体や社会福祉法人しか運営できない社会福祉事業で、昔から社会のセーフティーネットとして機能していますので価格面は低く抑えられています。

二つ目は介護老人保健施設(以降、老人保健施設)で、医療的サービスが充実した福祉施設ですが、およそ3ヶ月程度の利用でリハビリテーションなどを中心に行います。
医療施設なので医師や看護師が常駐しており、サービス利用中に処方される薬代などもサービス利用料に含まれているのが特徴的です。
最後は介護療養型医療施設(以降、療養病床等)ですが、多くは病院に併設されており病院の長期入院と、さほど変わりありません。

利用料金は?

特別養護老人ホーム

特別養護老人ホームの利用料金の特徴は、利用料金が介護保険の1割負担分、食費、居住費の3つだという点です。
有料老人ホームのように水道光熱費や消耗品代などが別途かかることが無いので非常にわかりやすい金額設定だと言えます。
1割負担の金額は要介護3の場合だとおよそ25,000円で、食事代が月額41,400円(1日1380円の場合)、居住費が9,600円(多床室)~60,000円(個室)程度ですので、介護サービスや食事代、居住費込みで最大126,400円程度となります。
低所得者には食事代や居住費の減免制度もありますので、所得が低くても入所できるような金額設定になっています。
特別養護老人ホームは生活保護受給者でも利用できるので、金銭的な理由で入所できないという可能性は非常に少ないでしょう。

老人保健施設

老人保健施設も特別養護老人ホームと同様に1割負担分、食費、居住費に限られておりわかりやすい料金体系です。
また、利用中の薬代も1割負担分に含まれていますので、薬の処方を受ける場合でも安心です。
1割負担は要介護3の場合でおよそ28,000円、食事代が41,400円(1日1380円の場合)、居住費9,600円(多床室)ですので、月額79,000円程度です。
こちらも低所得者には食事代や居住費の減免がありますので、多くの方が利用できます。

療養病床等

長期療養が必要な方は、療養病床の利用が可能ですが、療養病床は数が少ないです。
病院で長期入院している方が療養病床へ移動する場合が多いようですが、サービスは入院中とほぼ同じです。
違いは、医療保険から介護保険制度へ移行するという点です。
利用料は1割負担分が要介護3でおよそ36,000円、食事代は41,400円(1日1380円の場合)、居住費9,600円ですので月額87,000円です。
こちらも消耗品や医療費が別途かかるわけではないので価格は安心です。

3施設とも料金は分かりやすいので安心して利用することができるのではないでしょうか。

 

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