介護

やりすぎ!?介護サービスも過保護すぎると毒になります!

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介護サービス

介護サービスというのは充実していればしているほど、良いとされていました。それゆえにかつては、その人にとって十分過ぎるサービスを提供していた傾向がありました。しかし今現在ではそのようなことはしていません。
それにはしっかりと理由があり、「必要以上のサービスは身体機能、精神機能を衰退させる」ということが影響しています。

これはどのようなことであるかというと・・・

極端な例として、普通に歩く事が出来る人に、車椅子を提供してしまうと、車椅子の利用が増えてしまい、歩く頻度が減ってしまいます。そうすると、下肢の筋力低下がおこり、全身の耐久力、身体能力が著しく低下してしまうことになるのです。そのため歩ける人が歩けなくなる現象が起こります。

歩く=運動ができなくなってしまうことの、人体への影響は、身体面でも強いですが、精神面でもとても強くあります。歩くことができなくなってしまうと、認知症等のリスクも増えていきます。またうつ傾向や、精神機能に異常をきたしてしまうこともあるのです。

介護サービスを利用して、機能を低下させてしまっては、何のサービスかわからなくなってしまうでしょう。
ヘルパーの支援も、「何でも行なう」ではなく「出来ないことを手伝う」というスタンスに変化してきています。

介護サービスを利用しようとした際に、「利用しないほうが良い」「利用する必要がない」というアドバイスを専門家や相談支援員からもらうことがあるかもしれません。その際には、しっかりと理由を聞いておくことと同時に、介護サービスを利用しないほうが良い場合もあることを知っておくと良いでしょう。

状況を考慮したサービス

できるだけサービスは利用しないほうが良い、余計なサービスを利用しないほうが良いと言っても、家事をするのに、とても多くの時間が必要、精神的な苦痛があるのにサービスを利用しないというのはあまり得策ではありません。
介護サービスを利用していく際には、サービスの対象となる動作、家事等において、効率、どれだけ時間がかかるか、サービス対象となる本人の精神的な負担はどれくらいかを検討していく必要があります。

時間は多くかかっても、本人の精神的な負担がない、軽いのであればサービス利用はしなくても良い場合はありますが、時間もかかる、精神的負担も大きい場合にはサービスの利用を検討する必要はあります。

利用すれば良い、利用しないほうが良いと簡単に決め付けることができないのが介護サービスです。

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