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介護老人保健施設は医師が常駐している医療の充実した介護保険施設

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介護老人保健施設(以下老健施設)は、介護保険サービスの中でも医療的ケアの備わったサービスの一つです。
特別養護老人ホームや訪問介護、デイサービスなど代表的な介護サービスでは基本医療行為は行われません。
そのため、定期的に受診が必要な方や集中的にリハビリが必要な方、病状は安定しているが点滴など継続的な医療行為を必要としている方には特別養護老人ホームより老健施設がお勧めです。

老健施設と介護施設の違いを知っておきましょう

老健施設が介護保険サービスの中でも医療行為ができるのは、施設に医師が常勤配置されているからです。
介護施設には基本的に常勤で医師が勤務していることはありませんので、看護師が提供できる処置レベルまでですので、医療的なサービスには大きな違いが出るところです。
また、夜勤帯も看護師が常駐しているので注入食や経管栄養などにも対応できます。
利用料金のメリットとしては、老健施設入所中に処方される薬代は基本報酬に含まれる点でしょう。
デメリットは、介護施設に比べるとレクリエーションやイベントにあまり力が入っていない点です。
あくまでも医療行為が必要な方向け施設ですので、生活援助を中心とする介護施設とは分けて考える必要があるでしょう。

どういった方が老健施設を利用しているのでしょうか。

3ヶ月までの利用を定期的にケアプランに組み込むことが多いと言われており、老健施設入所の間に集中的な栄養改善や服薬、リハビリなどを行い在宅生活に備えます。
薬の飲み忘れが多い方や集中的なリハビリによって状態が改善する方、あるいは栄養状態が悪い方が定期的に利用すると効果は高いでしょう。
入退院を繰り返しているような方は、介護施設より在宅で生活しつつ老健施設を定期的に利用する方が使い勝手が良いと感じるかもしれません。

利用する老健施設はどうやって決める?

老健施設は病院が経営していることが多いので、いつも受診している病院が運営している老健施設があるならそういった施設を選ぶ方法があります。
診療所などに通っている場合でも、医師が勧める施設があるなら医師同士のコミュニケーションもとってもらいやすいのでそういった施設を選ぶと良いでしょう。
一般的にはケアマネージャーに相談して施設を選んでもらうことになりますが、介護施設同様に施設ごとに特色がありますし、空き状況も異なりますのでケアマネージャーの意見を聞きながらしっかり検討した方が良いと思います。

老健施設は特別養護老人ホームのように長期入所する施設ではない点は十分に理解する必要はありますが、病状が安定しているのに病院を転々としているような方は老健施設の利用を検討するとメリットが高いでしょう。

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