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介護施設にかかる滞在費等を除くあまり知られていない費用内訳!

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介護施設の費用はブラックボックスといわれることもあります。

一体、何にどのくらいの費用がかかっているのか、また収めている利用料が何に使われているのか、その費用はどうやって決められているのか、謎のことも多いのではないでしょうか。

ここでは、ほんの少しでもその謎を解明できると良いと思って、介護施設の費用構成の例を明らかにしていきましょう。

・娯楽費
介護施設では、入居者の方に楽しんでもらうために各種レクリエーションや行事、アクティビティ等行っている場合が多くあります。

例えば、花を生けるフラワーアレンジメントや、押し花をする押し花クラブ、カラオケを楽しむカラオケクラブ等、施設や地方によって様々です。

また、お花見に出かけるなど季節によってスポット的に行われる行事等もあるでしょう。

これらの多くは、かかった費用を人数やクラブ員数で割って支払う「実費請求」というのが一般的です。

種類をみても解るように、多くの場合数百円~数千円で済むものといえるでしょう。

・共益費
共益費や管理費などは、有料老人ホームやグループホーム、サービス付き高齢者向け住宅などに認められている利用料です。特別養護老人ホームや介護老人保健施設、介護療養型医療施設という3施設(介護保険施設)には、一切認められていません。

多くの場合、入居者が共通で使用する廊下やトイレ、お風呂場や食堂ホールなどの水道光熱費用を、月々や年間の電気代や水道量を基に、その占有面積で割り戻りして費用を決めていると思われます。

相場としては、1万円~10万円程度でしょうか。都市部と地方によってかなりの差が出るところですね。

・介護用品費
これも、特別養護老人ホームなど介護保険施設では請求することが出来ないものです。ただし入居者が、どうしても施設が用意するものでは満足がいかず、自己負担をしてでも良いから特別仕様のこの車椅子がいい、というような場合には、入居者本人に購入してもらうことも出来ます。

有料老人ホームなどでは、介護にかかる紙パッドやオムツ代などを請求することが出来ます。当然ながら、介護用品を使用しない人にはこの費用はかかりません。

・日用品費
これについては、介護施設の種類で分かれます。

有料老人ホームなどでは、ティッシュボックスや歯ブラシ等、個人で購入してもらっても良いことになっていますが、介護保険施設では、施設側が一律で用意する日用品については請求してはいけないことになっています。

ただし、介護用品費の項目にあるように、入居者がどうしても個人的に特別なものを使用したい場合には、介護保険施設であっても個人で購入してもらうことが出来ます。

いかがだったでしょうか。大体、介護施設を利用したときの費用構成をまとめてみました。是非、参考にしてみてください。

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