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視覚障がい者の安全な歩行に欠かせない!白杖の種類と役割

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杖には様々な種類があります。歩行を補助する杖のほか、視覚障がい者が持つ白杖(はくじょう)と呼ばれる杖もあります。視覚障がい者は歩行の際、白杖を前方の道路に当てながら使用します。白杖の使用については道路交通法で「視覚障がい者が白杖を携えて歩行しているときは、一時停止、徐行、通行を又は歩行を妨げないよう」と定められています。白杖は視覚障がい者にとって、安全に歩行するために欠かせない道具です。

今回は、白杖について紹介します。

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  • 白杖の役割

白杖には次のような役割があります。

  • 歩行面の情報の確保

周囲の状況や路面の変化などの情報を収集します。視覚障がい者誘導用ブロック(点字ブロック)を白杖の先端を当てて読み取ります。

 

  • 安全の確保

白杖を身体の前方で使うことで障がい物や段差などの存在を知り、安全を確保することができます。

 

  • 視覚障がい者であることを周囲に知らせる

視覚障がい者のシンボルを持つことで、周囲の人に注意喚起し、人にぶつからずに歩きやすくなったり、迷ったときに自然と援助を受けられたりします。

 

  • 白杖の種類

大別すると2種類あります。それぞれのメリットを生かして使い分けると良いですね。

  • 直杖(一本の棒状の杖で、折りたためないもの)

情報の伝達性・耐久性・重さ・バランスなどから単独歩行に最適なタイプです。

 

  • 折りたたみ杖

四段式や五段式などがあり、折りたためるので携帯しやすく旅行などに便利なタイプです。つなぎ目があるため情報の伝達性や耐久性は直杖タイプより劣ります。

 

  • 各部の名称と材質

白杖は握る部分、柄の部分、路面と接触する部分に分けられます。

  • グリップ

握る部分。素材はゴルフ用のゴム製のグリップが使用されています。

 

  • シャフト

柄の部分。この部分が白いので白杖と呼ばれます。カラーはよく見かける白のほか、黄色もあります。素材はアルミ合金やグラスファイバー、カーボンファイバーなどがあります。夜間に車両から認識されやすいように、反射材を巻き付けてあるタイプもあります。

 

  • チップ

地面に触れる先端の部分。石突きとも言います。素材は硬化ナイロンが使用されています。摩擦が激しく、擦り減ったら交換が必要です。チップが路面に引っかかって歩きにくいことがあり、改善のため様々な形状のチップが開発されています。

 

  • 適した長さ

白杖をまっすぐに立て、使用者のみぞおちより上、脇より少し下が適した長さです。体格や歩く速さ、歩幅によっても多少変化しますので、使用前に実際に手に取って確かめてみましょう。

 

  • 白杖を入手するには

白杖は視覚障がい者の補装具として認定されています。眼科で身体障がい者手帳の申請書を書いてもらい、おすまいの市町村の福祉課や福祉事務所に申請すると給付されます。費用は世帯の所得に応じてかかりますが、原則として利用者1割負担になっています。

 

 

白杖の正しい歩行の仕方は歩行訓練士に指導を受けることができますので、盲学校や視覚障がい者の福祉関連施設に問い合わせてみてください。

視覚障がい者は、自身の安全を守り周囲に注意喚起する白杖の正しい使い方や定期的な手入れに気を配りましょう。そして周囲の人は、白杖を持っている人への配慮を忘れないようにしたいですね!

 

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