外国人技能実習制度

技能実習生英語エピソード 外国人労働者との習慣の違い

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技能実習生との英語にまつわる話です

技能実習生は英語ではなく日本語で話せることが入国の要件にもなっています。

技能実習生英語エピソード

技能実習生英語エピソード

 

だいぶ昔になりますが、外国人労働者と働いたことがあります。

勤め先は水産加工の工場とお店をもつ会社になります。

技能実習生と話すのに現場では英語!

私自身まだ若く学生でしたのでアルバイトになりますが、一緒に働いていた外国人労働者は大勢いました。

働いていた工場の現場スタッフではどちらかというと、日本人よりも外国人労働者の方が多かったです。

働いていた外国人労働者は、大方フィリピンなどの東南アジアの方々でした。

技能実習生は日本語が出来るのですが、現場では日本語もほとんど使わず英語で話していました。

外国人労働者同士では母国の言葉で話していたみたいです。

フィリピンの方は英語は得意なようですね。

職長は日本語で話すように指示していましたが、結局、職長とも英語で話していました。

技能実習生との英語よりも習慣の違いにびっくり!

そういった環境で働いていましたが、面白いというかなんとも習慣が違いすぎてびっくりしたことがあります。

実際あったことなのですが、私は工場から店舗にいき陳列を商品の品出しをしていたところ、リンゴ売り場に一人の外国人技能実習生の方がいてました。

陳列しているリンゴをじーと見ていたので、傷んでるのがあるのかなと思い、声をかけようとした時に、リンゴを手に取った瞬間一口かじったのです。

びっくりして声をかけるのも忘れあっけにとられました。

食べたらいけないことを伝えようと思ったのですが、その瞬間を見ていたのかマネージャーが来て、ものすごい剣幕で怒りました。

すると、その方・・・。外国人労働者はなぜ怒られなければいけないのかとマネージャに立腹している様子でした。

マネージャーは、陳列している商品は売り物だから食べてはいけないことを当然ながら説明していました。

今度は、なぜ食べてはいけなのかと押し問答していました。

その時は、理解できたのかどうかわかりませんが、話は終わったようでした。

そのあと、その技能実習生と英語で話をすると、その方の国ではどうやら売り物であっても美味しいかどうかわからない物は、試食をして販売すると言っていました。

私もその技能実習生に英語で日本では売り物は食べてはいけないことなどを説明しました。

ですが、理解していたかどうかは不明でした。

技能実習生に英語で話したのですがやはり・・・

後日、理解していないことがわかりました。

なぜか彼は、また同じことをしたからです。

その時も、マネージャーに怒られていました。

大きな声で怒っていたのでいやな空気になるのかと思いましたが、くすくすと笑い声が聞こえました。

どうやらマネージャーとの押し問答が面白いらしく店内にいたお客様はそろって笑っていました。

やりとりを聞くと、

「こらー食べたらあかん!」

「なぜ?美味しいか確認してるよ」

「売り物やからあかん!」

「売り物は分かってるよ。でも、美味しかったらお客さんに勧めれるよ!」と、その繰り返しの面白いやり取りをしていました。

店内のお客様に騒がしくて申し訳ないと謝罪すると、

「いいよ。いつものやり取りで面白いし、名物でしょ」

と気にしないお客様たちでした。

 

国によっては売り物でも食べていいという習慣にびっくりしました。

そして、そんな店頭でのやりとりも名物になっていたようです。

技能実習生の英語や日本語でのコミュニケーションの問題ではなく、お客様のためにという文化の違いだったようです。

面白い体験でした。

 

そういえば、思い出したのが、外国人技能実習生の人たちは、[jitco] ジツコ?という試験の勉強していました。

会社以外の団体に技術や日本語のチェックをされるらしいです。

縦横無尽な彼らも、さすがにjitcoだけは恐れていたようですね。

jitcoについてご興味ある方は、こちらからご覧ください。

 

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